第二時大戦に於けるアメリカ陸軍航空軍戦闘日誌

(対本土作戦のみ)

1944年10月

10月1日

〇第7空軍
サイパンのB−24が硫黄島の飛行場を攻撃。

10月2日

〇第7空軍
サイパンのB−24は父島西岸船舶、マーカス島を爆撃。
〇第11空軍
B−24 2機のオンネコタン、B−25 4機の幌筵写真偵察は天候中止。

10月3日

〇第7空軍
サイパンのB−24はボニン島船舶を攻撃。
特別偵察任務のB−24は硫黄島飛行場を爆撃。
 
〇第11空軍
B−24 2機はオンネコタン、ハルムコタン、シャスコタン沿岸偵察。小船舶を機銃掃射。

10月4日
〇第7空軍
サイパンのB−24 18機は硫黄島西の船舶を爆撃。硫黄島、マーカス島、パガン島の飛行場、無線施設、建物等を爆撃。
〇第11空軍
B−24 1機は松輪沖写真偵察を天候中止。
B−25 4機は占守沖輸送船、ハシケを爆撃。
戦闘機15−17機が迎撃。1機撃墜を主張。

10月5日
〇第11空軍
日没後、B−24 2機は柏原、クラブ岬を爆撃。

10月6日
〇第7空軍
サイパンのB−24は7日にかけ硫黄島をいやがらせ攻撃−harassment attack。

10月8日
〇第11空軍
幌筵、松輪、オンネコタン、シャスコタンへの写真任務は天候のため帰還。

10月9日
〇第7空軍
サイパンのB−24 18機は硫黄島を爆撃。

10月10日
〇第7空軍
サイパンのB−24 14機は硫黄島の飛行場、東岸の船舶を爆撃。
〇第11空軍
 B−24 4機は柏原攻撃を天候中止。

10月11日
〇第11空軍
B−25 4機は占守、幌筵で建物3棟を粉砕、ナミカワで2戸を損傷させた。

10月12日
〇第20空軍
サイパンに仮司令部を樹立する為、第21爆撃機集団司令ハンセル准将操縦の最初のB−29(Joltin' Josie, the Pacific Pioneer) がサイパン到着。第73爆撃団の一般航空部隊もサイパン到着。10月から、11月第一週にかけ、4個爆撃群と4個航空支援群が続いた。(第313爆撃団は12月、第314爆撃団は45年1月、第58爆撃団は3月、第315爆撃団は4月に編成。3月には第7戦闘機集団がB−29護衛任務のため硫黄島で編成された)
〇第7空軍
サイパンのB−24は父島の船舶、港湾、母島南の船舶、マーカス島防空陣地、パガン島飛行場地区を爆撃。
〇第11空軍
B−24 3機はオンネコタン、松輪地区の船舶、飛行場を攻撃。

10月13日
〇第11空軍
B−25 4機は泊岬の建物を銃爆撃、製罐工場、倉庫、兵舎に命中弾。
B−24 4機は柏原の目標を撮影、爆撃。
 

10月14日
〇第11空軍
B−25 4機は乙前湾の建物を銃爆撃。

10月15日
〇第7空軍
サイパンのB−24 27機は硫黄島の飛行場施設、燃料貯蔵、防空陣地を攻撃。 
〇第11空軍
幌筵上空武装偵察のB−25 4機は針路を外れ帰還。
B−24 1機は占守沖貨物船を銃撃。
 

10月16日
〇第11空軍
B−24 7機は海軍機動部隊の掩護飛行。
 

10月17日
〇第7空軍
サイパンのB−24 11機は母島の船舶、沖村市街を攻撃。
18日にかけ、 B−24 1機は硫黄島の飛行場を爆撃。
〇第11空軍
B−24 7機は海軍機動部隊の掩護飛行。

10月18日
〇第7空軍
サイパンのB−24は母島を攻撃。 
〇第11空軍
B−25 4機は擂鉢、クラブ岬の飛行場を爆撃。戦闘機8−12機が迎撃、2機撃墜を主張。

10月19日
〇第11空軍
B−24 1機はクラブ岬を爆撃。

10月20日
〇第7空軍
21日にかけB−24 1機は硫黄島をうろつき爆撃。

10月21日
〇第7空軍
サイパンのB−24 28機は硫黄島を爆撃。

10月23日
〇第7空軍
24日にかけB−24 1機は硫黄島を爆撃。
〇第11空軍
B−24 3機は柏原の目標を攻撃。
B−24 3機は大泊を爆撃、オンネコタン撮影任務を飛行。
B−25 5機は朝日湾地区を爆撃。  

10月24日
〇第11空軍
B−24 3機は柏原、クラブ岬を爆撃。
B−25 4機の幌筵撮影任務は天候中止。クラブ岬沖船舶掃蕩任務の他の2機は貨物船を攻撃、発煙させ、駆潜艇2隻を銃撃した。 

10月25日
〇第20空軍
成都のB−29 59機は大村航空廠を爆撃。数機が臨機目標を攻撃。
〇第7空軍
サイパンのB−24 29機は早朝硫黄島を爆撃。

10月26日
〇第11空軍
会合に失敗し海軍機動部隊掩護飛行を中止したB−24 6機のうち、2機はオンネコタンの施設を爆撃。

10月27日
〇第7空軍
28日にかけ、うろつき任務中のB−24 1機は硫黄島を攻撃。
〇第11空軍
B−24 7機は海軍機動部隊掩護飛行を天候中止。

10月28日
〇第7空軍
サイパンのB−24は母島を爆撃。
〇第11空軍
B−25 8機は海軍機動部隊を掩護飛行。

10月29日
 
〇第7空軍
サイパンのB−24 19機は父島を爆撃。
〇第11空軍
泊岬偵察任務中のB−25 4機は建物、貨物船を攻撃。 

10月30日
〇第7空軍
31日にかけサイパンのB−24 1機は硫黄島をうろつき爆撃
〇第11空軍
B−24 3機は松輪、オンネコタン上空を武装偵察。

10月31日
〇第7空軍
1日にかけサイパンのB−24 1機は硫黄島をうろつき爆撃
〇第11空軍
B−25 4機は泊岬の製罐場に直撃弾を記録、近くの建物を炎上させた。
対空砲火に撃たれたB−25 2機のうち1機はソ連領に向い、無事不時着した。


U.S. Army Air Forces in World War II
Combat Chronology 1941 -- 1945

Compiled by Kit C. Carter and Robert Mueller

Center for Air Force History
Washington, DC 1991
Library of Congress Catalog Card No. 75-600031

Reprint of 1973 edition, 1991



戻る