昭和二十年五月二十五日

 

大本營發表(昭和二十年五月二十五日十六時三十分)  

一、陸軍大尉奥山道郎の指揮する我特別攻撃隊義烈空挺部隊は五月二十四日夜沖繩本島北及中兩飛行場の敵中に強行着陸直ちに在地敵機、軍需品集積所、飛行場施設等を相次いで爆碎敵を混亂に陥らしめ大なる戰果を収めつつあり

二、右攻撃に策應し我特別攻撃飛行隊は沖繩本島周邊の敵艦船猛攻中なり

 

義烈空挺隊は、5月24日19時熊本県健軍飛行場を飛び立った九七式重爆撃機12機に搭乗、途中で引き返した4機を除いた8機が沖繩上空に達した。北飛行場(読谷飛行場)に向った5機中4機はアメリカ軍に撃墜され、1機だけが滑走路に強行着陸、隊員、搭乗員十数名がアメリカ軍機9機を破壊させた。

 

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