昭和二十年五月六日

 

大本營發表(昭和二十年五月六日十七時三十分)  

一、我航空部隊は其の後引續き沖繩本島の敵飛行基地及本島周邊の敵艦船主に機動部隊を攻撃中にして特に五月三日以降連日猛攻を重ね、敵に多大の損害を與へつつあり
  我方の収めたる戰果中五月三日以降現在迄に判明せるもの次の如し

撃沈






特設航空母艦
戰艦
巡洋艦
巡洋艦若は驅逐艦
驅逐艦
掃海艇
艦種不詳
(内一隻は大型艦)
輸送船
一隻
筝蛾埆
一隻
蝗幃埆
一隻
一隻
蝗幃埆

一隻
        
撃破

特設航空母艦
巡洋艦
驅逐艦
輸送船
三 隻
一隻
一隻
一隻
     
炎上 二十箇所以上  

 

 

 

 

 

 

 


 本攻撃に参加せる航空部隊の大半は特別攻撃隊なり

二、我潜水艦は五月一日夜より同二日朝に至る期間に於て沖繩本島南方海面を北上中の敵補給部隊を攻撃し大型輸送船一隻、驅逐艦二隻及艦種不詳二隻を撃沈せり

 


5月3日菊水五号作戦、陸軍第六次航空総攻撃発動。海軍特攻10機、陸軍特攻15機が出撃、駆逐艦リトル沈没。敷設駆逐艦アアロンワード大破。駆逐艦バッチ、掃海駆逐艦メイコムに損傷を与えた。

5月4日海軍86機(他に桜花搭載一式陸攻7機)、陸軍44機の特攻により、駆逐艦モリソン、ルース、LSM190、194沈没。護衛空母サンガモン、軽巡バーミンガム、駆逐艦イングラム、敷設駆逐艦シアー大破。イギリス空母フォーミダブル、インドミダブル、アメリカ駆逐艦コーウェル、ローリー、マッシー、敷設駆逐艦グイン、ヘンリー・A・ワイリー、掃海駆逐艦ホプキンズ、掃海艇ゲーティーが損傷を受けた。

5月6日陸軍特攻11機により水上機母艦セントジョージ、測量艦パスファインダーが損傷を受けた。

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