昭和二十年三月十四日


 

大本營發表(昭和二十年三月十四日十二時)


 昨本三月十三日二十三時三十分より約三時間に亘りB29約九十機大阪地區に來襲雲上より猛爆せり
 右盲爆に依り市街地各所に被害を生ぜも火災の大部は本十四日九時三十分頃までに鎭火せり
 我制空部隊の邀撃に依り來襲敵機の相當數を撃墜破せるも其の細部は目下調査中なり

 

大本營發表(昭和二十年三月十四日十六時三十分)

 昨三月十三日夜半より本十四日未明に亘り大阪地區に來襲せる敵機の邀撃戰果次の如し

 撃墜 十一機
 損害を與へたるもの 約六十機

 
 


名古屋空襲の翌日は274機が大阪を襲い、死者3987名、負傷者1238名、行方不明678名、全焼134744戸、罹災者501578名の被害を与えた。XXIBCの損失は2機、うち1機は帰還後の廃棄だった。

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