大本營發表(昭和二十年二月十六日十八時二十分)
一、 有力なる敵機動部隊は我近海に現出し其の艦載機を以て本二月十六日七時頃より十六時過までの間主として關東地方及靜岡縣下の我飛行場に對し波状攻撃を実施せり
我制空部隊は之を各地に邀撃し相當の戰果を収めたり二、 戰艦及航空母艦を含む三十數隻よりなる敵艦隊は本二月十六日早朝より硫黄島に対し艦砲射撃を実施中なり
2月16日スプルーアンス大将率いる空母11隻、軽空母5隻を基幹としたアメリカ第五艦隊は、硫黄島作戦を支援するため、関東周辺の主な航空基地に奇襲攻撃を実施した。二日間にわたる攻撃は、中島飛行機武蔵、太田両製作所、立川飛行機発動機製作所にも向けられ、大きな被害を与えた。二日間の攻撃による第五艦隊の損害は49機だけだった。
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