昭和二十年一月十日


 

大本營發表(昭和二十年一月十日十四時)

昨一月九日午後B29の本土来襲時に於ける邀撃戰果次の如し
撃墜 十一機(内體當りに依るもの四機)
損害を與へたるもの 十八機
我方の損害 五機


 

大本營發表(昭和二十年一月十日十五時三十分

一、 一月六日朝來リンガエン灣内に進入同灣沿岸に對し艦砲射撃を実施中なりし敵は一月九日九時四十分頃サンファビアン及リンガエン附近に上陸を開始せり
   
二、 所在の我地上部隊は之を邀撃激戦中にして我航空部隊亦敵艦船に對し必死必沈の猛攻を加へつつあり

 

 

 


1月9日中島飛行機武蔵製作所への第五回空襲には72機が参加、18機だけが武蔵製作所に投弾した。損失機6機。陸軍飛行第224戦隊の丹下充之少尉、高山正一少尉(生還)、第47飛行戦隊幸萬壽美軍曹、幸村尊准尉が体当たりを行った。

九日リンガエン上陸の船団に陸軍海上挺身第一二戦隊のマルレ艇70隻が突入、護衛駆逐艦ホッジス、輸送艦ウォーホーク、LST2隻に損傷を与え、全滅した。

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