B29-#44-70116

墜落日時 1945年7月20日
墜落位置 新潟県新潟市江南区阿賀野1丁目
所属 XXIBC第313爆撃団第6爆撃群第24爆撃隊
攻撃目標 新潟港機雷敷設
墜落原因            対空砲火
機体ニックネーム Sharon Linn 

 

 

 

 

 

搭乗員

機内配置 羂丞錐 階級 認識番号 生死
機長 JORDAN, Gordon P. 大尉 0-412692    
操縦士 HAWKINS, Wails 中尉 0-825628   X
航法士 TRUMP, Paul A. 中尉 0-2058584   
爆撃手 WRIDE, Clinton L. 中尉 0-666112   X 
機関士 McGRAW, George E. 曹長 17014199   
無線士 WIERNIK, Walter W. 二等軍曹 32380736   
レーダー手  ADAMS, Max A. 二等軍曹 14098594   X 
中央火器管制 DICKERSON, Walter W. 二等軍曹 38022854   
左銃手 GRANT, Robert A. 軍曹 32007373   
右銃手 BURKLE, Robert J. 二等軍曹 35760718   
尾部銃手 SPERO, Florio D. 二等軍曹 36785915     X


 新潟港に対する機雷投下を完了後、新潟上空で高射砲弾が左翼を直撃、エンジン2基を発火させながら阿賀野川沿いに旧横越町上空を南下した。Jordan大尉は急降下による消火を試みたが失敗、阿賀浦橋手前で阿賀野市京ヶ瀬方面に反転、左翼が機体から脱落し、阿賀野1丁目の田園に墜落した。墜落以前に脱出した7人は旧京ヶ瀬村小河原、前山、関屋、京ヶ島地区で警防団、村民に拘束され、京ヶ瀬村役場、横越村役場を経由して新潟地区憲兵隊司令部から東部憲兵隊司令部送致となり、終戦に伴い大森俘虜収容所に移送、帰国した。横越村役場では、東京から疎開していた老婆がノコギリを持って搭乗員たちに襲い掛かったが、憲兵隊員に阻止された。墜落現場では、見物のための渡し舟が転覆、9人が水死したという。機体残骸は新潟市の白山神社に運ばれ22−29日の間、展示された。
 公式記録では墜落時に死亡していたとされた4人のうち「少なくとも2人」は、拘束時に警防団員と銃撃戦となり、悲劇的結果となったと伝えられる。死体は首に縄を巻きつけて曳かれ、旧焼山地区の南はずれに埋められた。

  


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